「お局さま」と聞くと、誰しも一人くらいは思い浮かぶ人がいるのではないでしょうか。
新卒や中途で入社した際、まず頭を悩ませるのが「お局との付き合い方」ですよね。
私の職場にもお局がいます。それはもう ”お局大ベテラン” で、「お局さま」というポジションで仕事をしているといっても過言ではありません。入社したての頃はお局と話すのがすごく怖く、萎縮していた思い出があります。
そんな私ですが、現在はお局との関係良好!なんなら仲良しです。 今回は、お局との関係性に悩んでいる方に向けて、実際に効果のあった対処法やコツをお伝えします。
職番の人間関係って一番大事ですよね。
あなたの職場にもいる?「お局」とは
おそらくですが、どの職場にもお局はいるでしょう。となると、早めにお局攻略法を身に着けておきたいものです。これは持論ですが、お局との関係性は職場の快適さを大きく左右すると思います。
そもそも「お局(おつぼね)」とは?
もともと「お局」とは、職場を取り仕切っている中年女性のことを指していました。しかし、現在ではその意味に加えて、「いじわる」「口うるさい」などという意味が付随しています。
つまり、嫌な中年女性社員を例えて使われるのが「お局」という言葉です。尊敬される先輩社員などに使われることはありません。
お局は味方につけるのがベスト
そんなお局ですが、味方につけるのがベストです。
お局はベテラン社員なので、社内の人間関係や動きには超敏感。これまでの実績もあるため、発言のパワーも違います。自分がなにか困ったときやミスしたときに、お局が味方になってくれるとこれほど心強いものはありません。どこまで助けになるかはお局の技量によりますが、味方につけておいて損はありません。
お局を味方につけてしまえば、怖いものなし!?
お局が嫌がられる理由3選
さて、お局を味方につけるとは言ったものの、嫌なところがあるのは事実。お局が嫌がられたり、嫌われたりする理由を紹介します。
実際に私の職場にいるお局を例に記載していますが、友人や同僚からお話しを聞くかぎり、たいていどこのお局もこんな感じ。共通しているところは多いと思います。
ベテランがゆえの愚痴・悪口
お局は在職期間が長いので、社内の人間にも超詳しいです。その人の過去の失敗や行動遍歴を知っているので、「あ~~あの人ね~~~」とふいに悪口が始まることがあります。聞いていて気持ちいいものではないですが、聞いてしまうやつですね。
そして、上司や後輩などへの愚痴もすごい。言い慣れているのか、なにか1つの事件があると愚痴が止まりません。「あれ?これさっきも聞いたぞ?」という愚痴をその日1日ずーっとこぼしていたりします。
声が大きく、逆らえない
なんかお局って、声大きくないですか??私のお局だけなのかな…
周りに響き渡るほどの大声で自分の意見を言うので、反対意見は出せない雰囲気が一瞬にしてでき上がります。私は大声で話されると威圧的に感じてしまうので、何も言えなくなってしまいます。
「私お局だから~」という自虐
これが一番困る!「わたしお局だから~~」「わたしババアだから~~」と自虐交じりの会話をしがちです。どういう反応をしたらいいのか!
「そんなことないですよ~~」っていうのも結構きついんだからね?と思いながら、「そんなことないですよ~~」とちょっと笑顔で相槌うっています。
お局と上手に付き合うコツ
さて、ではそのようなお局とどう付き合うべきなのか?
私の実体験をもとに、上手に付き合えるようになるために効果的な方法を4つご紹介します。
ただ、先に述べた「お局の嫌なところ」がなくなるわけではありません。それを耐えたうえで、実践する方法となりますのでご注意くださいね。
積極的に相談しに行く
仕事でつまづいたり、わからないことがあった場合には、真っ先にお局に相談しに行きましょう。お局は、相談されたり頼られることが基本的に好きです。積極的に相談しに行くことで、お局の「助けてあげたい」精神が刺激され、そのほかの場面でも優しく接してくれるようになるでしょう。
ちなみに、実際お局は長く会社にいる分人脈も広いので、助けになってくれることも多いです。お局と以前よりも上手に付き合えるようになり、しかも仕事も助けてくれたりと、一石二鳥です♪
プライベートの話をする
給湯室で一緒になったり、帰るタイミングが一緒になった際には、ぜひプライベートの話をしてみて下さい。今日の夜ごはんの話とか、好きなドラマの話とか、仕事以外の話だったらなんでもいいです。プライベートを垣間見ることで、お互いに親近感が生まれ、より会話が増えるでしょう。
普段は仕事のシーンでしかお局とかかわったことがない方は、ぜひ試してみてください。意外と話しやすかったりするかも…!です!
小さなことでも褒めて伝える
お局の髪型、服装、ネイル、バッグなど、変化に対してはリアクションをとるようにしましょう。まず気づくこと、そして、「そのネイル超かわいいですね!」など、褒めることを心がけてみてください。お局だって、褒められたら嬉しいのです。
見た目の変化に気づくのが苦手な方は、例えば「この間は本当に助かりました!○○さんほんと頼りになります…!」など、お局に感謝を伝えつつ褒めるのがとってもおすすめ。「きちんとお礼を伝えられるいい子」ポジも同時に獲得できます!
お局にまつわるいい話を同僚などほかの人に話す
お局が助けてくれた話、頼りになった話など、お局にまつわるいい話(プラスの話)を周りの人に話すようにしましょう。
これは、周りの人からお局に「○○さんがお局さんのことこう言ってましたよ!」と伝えてもらうのが狙いです。第三者から聞くいい話というのは、実は本人から直接言われるよりも信憑性があります。必ずお局に伝わる保証はないですが、周りに話しておくことで、いざというときの助けになる可能性があります。
注意点として、悪口や愚痴を同僚などに話した場合、それが同僚からお局に伝わると信憑性が倍増するということなので、同僚などに愚痴をこぼすときはお気を付けください…!
お局が味方になるメリット
実際にお局が味方になると、どのようなメリットがあるのでしょうか。実際に私が経験したメリットは以下のとおり。敵だったら…と思うと、背筋が凍ります。(笑)
お局に限らず、関係性を良くしたい人がいる場合におすすめの方法!
ミスしたときや困ったときに率先して助けてくれる
仕事にミスはつきものですよね。もう6年目になる私ですが、ミスをしてしまうことはあります。そんなときお局に報告すると、率先して味方になってくれることが多いです。事情を聴いてくれて、上司に報告するときに口添えしてくれたこともありました。こういうときのお局は、なんと頼りになることか…!
なにかミスをしてしまったとき、わからないことがあったとき、困ったときは、お局に相談できる環境があると最強です。
自分の意見の味方になってくれることが多い
チーム内で意見が対立したときには、お局は私の意見に賛同してくれます。
これは悪用厳禁ですが、絶対に通したい意見があるときは、事前にその意見そのものについてお局に相談しておき、認識を合わせておくとさらに安心です。
お局の意見は、10人分くらいのパワーを持っています。そのため、お局と一緒の意見になった時点でこちらの意見が優勢になります。強いっ!
会社事情を教えてくれる
「総務の○○さんがやめるらしいよ」「○○さん、この間やらかして謹慎中なんだって」など、きわどい会社事情をなぜか詳しく知っている、それがお局です。
お局と仲良くなり味方につけることで、会社事情を聞きだすことができます。誰も知らないような事情をこっそり知れるのは、ちょっぴり嬉しかったりしますよね…?(野次馬みたいなのであまり大声では言えませんが…)
なかなか興味深い話をしてくれる機会も増えるので、そういった会社事情に興味がある方はぜひお局と仲良くなることをお勧めします。(笑)
昇進しやすくなる
会社にもよりますが、人事の昇進や異動に関して、お局ポジの方の意見が参考にされることは多いです。もちろん、そのお局のポジションがどこなのかにもよりますが、仮に上司に近い位置にお局がいるのであれば、積極的にアピールし、仲良くなるのがおすすめです。
昇進の決め手となるような、日々の業務に対してプラスのことを伝えてくれるかもしれません。
お局を味方につけて、快適なお仕事ライフを!
いかがでしたでしょうか?
いいところも悪いところもありますが、お局との関係は良好であるのが一番望ましいですよね!大変なことも多いですが、お局と仲良くなり、味方につけて、快適なお仕事ライフを実現しましょう!